日本タッチケア協会とは
当協会は、親と子どものより良い関係を築き、育児を支援するために1998年に設立されました。
(2011年9月/(旧)日本タッチケア研究会より名称変更)
当協会はこども家庭庁の「健やか親子21」推進本部認定団体です

「健やか親子21」は、「すべてのこどもが健やかに育つ社会」の実現を目指し、関係するすべての人々、関連機関・団体が一体となって取り組む国民運動です。
健やか親子21推進本部について
母子保健に関する主要課題に対する取組について、効果的な調整・推進を図ることを目的した組織として、健やか親子21推進本部参画団体により構成されています。
参画団体は、健やか親子21の目的に賛同し、母子保健に関する主要課題の解決に向けた自主的な取組を実施し推進本部の活動を支援する団体となります。

タッチケアの命名
「タッチケア」という名称は、当会が命名しました。
タッチケアは商標登録せず、広く普及させる目的で用いています。同名・類似の団体が存在しますが、当協会とは一切関係ありません。
発足ルーツ
1992年米国マイアミ大学内に設立された「タッチリサーチ研究所」(TRI:Touch Research Institute、フロリダ)のティファニー・フィールド博士によってアメリカで確立され、1997年、第9回世界小児科会議におてTouch therapy、いわゆる未熟児への接触療法としてTouch therapyの研究成果が報告されました。
そして、翌1998年、前川喜平先生を会長に日本タッチケア研究会(現)日本タッチケア協会)設立。 ティファニー・フィールド博士によって提案された赤ちゃんへのマッサージは、心とからだを触れ合うことで親子の絆を深めていくことを目的にし、アメリカではタッチ・セラピーと呼ばれていました。
日本では、セラピーという名称は、そぐわないということで、ティファニー・フィールド博士と国際TV電話で、日本では、聖マリア病院NICUで使われていた言葉、{やさしい勇気づけ:タッチケア}として活動していきたい旨をお願いすると、快く快諾をいただき、日本で、ティファニー・フィールド博士の理念の活動を、{タッチケア}と命名致しました。
「タッチケア」のタッチとは単に「さわる」ことではなく「ふれあい」の意味です。母と子の結びつきを強め、赤ちゃんの発達を促進します。赤ちゃんと親が、見つめ合い、語りかけながら赤ちゃんの素肌にしっかりふれる、なでる、少し圧をかけながらマッサージする、手足を曲げ伸ばしするなどの手技を行います。
NICU(新生児集中治療室)から始まったタッチケアですが、赤ちゃんだけでなく、年齢を問わずに実施できます。タッチケアにより、お子さんの情緒が安定し、ストレスホルモンが減少することなどが証明されています。
タッチケア普及のお約束
タッチケアのノウハウや研究成果は、認定指導者から無料で提供することを原則とし、タッチケア教室などの開催においても高額な参加費徴収をしてはならないことを基本方針としています。
活動内容
- タッチケア活動の推進
- 普及啓発のための講習会・講演会
- 指導者認定者育成
チャルドヘルスプロフェッショナルを対象とした「タッチケア指導者講習会」開催
年2回(春秋)、東京他、全国にて開催予定あり - 書籍、啓発教材出版販売
タッチケア関連書籍、タッチケアマニュアル等の作成および販売 - 会員向けニューズレターの発行
- 会員限定メールマガジン配信
- 基礎研究の助成、学会等での研究成果の発表
入会資格
医療・保育に携わる専門職の方々
協会幹事の紹介(敬称略、順不同)
名誉会長 | 前川喜平(東京慈恵会医科大学 名誉教授) |
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会長 | 橋本武夫(若楠児童発達支援センター長) |
副会長 | 堀内勁(聖マリアンナ医科大学 名誉教授) |
井村真澄(日本赤十字看護大学 母性看護学/大学院国際保健助産学 特任教授) | |
監事 | 庄山紀子(聖マリア病院母子総合医療センター小児科 医療保育士) |
幹事 | 山口規容子(総合母子保健センター愛育病院 名誉院長) |
喜田善和(松戸市立総合医療センター 新生児科 顧問) | |
側島久典(埼玉医科大学総合医療センター 小児科 客員教授) | |
三石知左子(東京かつしか赤十字母子医療センター 院長) | |
七木田方美(比治山大学短期大学部 幼児教育科 教授) | |
杉山剛(尾張こどもの睡眠・呼吸・アレルギークリニック 院長) | |
新見紘美(聖路加助産院 マタニティケアホーム) | |
平田貴子(聖路加国際病院 NICU/GCU ナースマネジャー) |
2025年6月現在